回転灯なのにモーターレスってなんぞ?電球がLED球になっただけなんじゃ?どんなところがいいの?ざっくり簡単になるべくわかりやすく「なかのひと並み」に説明します。
概要と特徴 ~モーターレスなのに回る仕組み~
モーターレスLED回転灯は従来の回転灯の弱点が大きく改善されたものになります。モーターレスLED回転灯の利点についてですがまずは、従来の回転灯をおさらいです。
簡単です、まんまです。それではモーターレスなのに回転灯が回る仕組みについて「モーターレスLED回転灯」を簡単に説明しますと、
本体内部に円形に配置されたLEDを電子制御により順番に点灯点滅を行うことで光の流れを作り光が回転するように見せています。(↑の画像参照)
これもまんまですが、これの何が優れている点なのかお気付きでしょうか?
大きく以下3点です。
- 光源がLED
- 反射板を必要としない
- 反射板が必要ないのでモーターも必要ない
この3点についてもう少し深堀していきます。
モーターレスLED回転灯の特徴
・光源がLED
ズバリ「省エネ」です。当たり前すぎますが、従来の回転灯は電源が入っているうちは電球が点きっぱなし、モーターは回りっぱなしになります。対してモーターレスLED回転灯は円状に配置したLEDを電子制御で順番に点灯点滅させていく、消費電力の少ないLEDですからその差は歴然です。
ざっくり比較ですが100V仕様の120φ位の回転灯で比較すると、(一例です)
従来回転灯(パトライトSKP-110A) 30W
モーターレスLED回転灯(日惠製作所 VK12R-200WR)7.8W
そしてもう一つ、光源としてLEDは「長寿命」であることがあげられます。そもそも長寿命なLEDに使用中であっても消えている時間があるのです。これは寿命に有利に働きます。
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寿命は諸説ありますが一般的に連続点灯で、
フィラメント電球 1000時間~2000時間位
LED 40000時間~50000時間位
そしてフィラメント電球には、対策されているものもありますがもう一つ弱点がありますがそれは後の説明で。
・反射板を必要としない
可動部、動く部分が無いので摩耗などによる故障そのものが起こらないのでメンテナンス費用や手間がかからない。
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・反射板が必要ないのでモーターも必要ない
従来の回転灯の部品で一番高価な部品であろう消耗品のモーターが必要ない。
後のメンテナンス費用や手間がかからないというのは「維持費」面で有利であり長期使用に「メンテナンスフリー」は大きな強みです。
更に、この可動部分がないことで振動が起きません。なぜ振動かというとフィラメント電球は対策されたものもありますがもう一つの弱点、「振動に弱い」のです。点灯させているとフィラメントが「痩せて」しまい振動に対して切れやすくなります。
更にさらに、可動部、動く部分がないので作動音もありませんので「静粛性」にも優れています。振動も動作音も発生しませんので夜間の使用や静かな場所、オフィスなどでの使用の際も「音」が気になることはありません。
モーターレスLED回転灯ならでは
もう一つ付加価値として「回転だけではない」
LEDの点灯をコントロールすることで光を回転させていますが製品によりますがそのコントロールで従来の回転灯では実現できなかった点滅パターンが変更できます。1台で回転と点滅をユーザーが切り替えて使用出来ます。
電池式やソーラー充電式も
従来の回転灯より消費電力が低いので、乾電池で使用できる製品やソーラー充電式の製品もあります。特に乾電池式は電球に比べ正直なところ光量で負けている製品もありますがちょっとしたアイキャッチに十分使えて持ち運びも簡単です。ソーラー充電式は電源の取れない場所で力を発揮します。(ソーラー式照明もありますよ)
従来の回転灯の光源をLED化して省エネにした製品もありますがやはり可動部、動く部分があるので長期使用には向かないと感じざるを得ません。
たまに見かけませんか?電球が切れているのに反射板だけが虚しく回っている回転灯、電球が点てるのに回転していない悲しい回転灯(笑
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